星槎道都大・福田11K完封デビュー 神宮初勝利導いた
「明治神宮野球大会・大学の部・準々決勝、星槎道都大1-0創価大」(12日、神宮球場)
星槎道都大は6度目の出場で大会初勝利。福田俊投手(3年・横浜創学館)が4安打完封、11奪三振の快投を見せた。
堂々のデビュー戦だった。自身初の全国大会出場となった福田が、11三振を奪って大学野球で初完封。星槎道都大を神宮初勝利へ導いた。
「楽しかった。一人一人を打ち取ろうと思った結果が完封になった」。試合後は仲間の手荒い祝福に笑みを浮かべた。
最速148キロのプロ注目左腕。この日は140キロ台前半だったが、「球速が出ていなかったので、どうやってタイミングを外すかを考えた」。春に覚えたフォークを効果的に使い、11三振のうち10個が空振り三振だった。
横浜創学館では阪神・望月の1学年上でプレーした。高3夏は神奈川大会16強で敗れたが、エースとしてチームをけん引。大学でも成長を続ける左腕が、神宮のマウンドで能力の片りんを示した。