稲葉監督連勝 オーダー組み替えはまった!侍J韓国返り討ちでアジア制覇だ
「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017、台湾2-8日本」(18日、東京ドーム)
予想外の投手相手にも冷静に日本の野球を貫いた。「今日はみんなが後ろにつないでいくことができた」と日本代表・稲葉篤紀監督(45)。象徴的な攻撃が1点リードの五回だ。無死一塁から犠打に盗塁などを絡めて2死二、三塁とし、京田の右前2点適時打で貴重な追加点を奪った。
前夜の予告先発の発表後「右を予想していたが左投手ということで、当初の考えていたのとは違う打順を組んだ」と2番を西川から松本、源田を外して9番に中村を入れるなど、深夜に急きょオーダーを組み替えていた。
「先発(林政賢)はけん制もうまく、盗塁が難しい」と犠打で走者を確実に送る野球を展開。その策もはまった。決勝は宿敵・韓国との再戦。「韓国も燃えてくる。それ以上の気持ちで臨みたい」。稲葉野球がアジアを制するまで、あと一歩だ。