侍J田口、韓封 堂々7回108球3安打斬り

 「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017・決勝戦、日本7-0韓国」(19日、東京ドーム)

 重圧のかかる舞台で、堂々たる投球を見せた。田口(巨人)が7回3安打無失点で、アジア頂点へ大きく貢献。今大会のベストナインにも輝いた左腕は「今年の集大成と思って挑んで、本当にいい結果が出て良かった」と安どの表情を浮かべた。

 投げ慣れた本拠地マウンドで、持ち前の制球力を発揮した。カーブを有効に駆使し、四回2死まで無安打。1点リードの五回には2死から連打で一、三塁とされたが、朴ミンウを二ゴロに打ち取り、グラブを力強くたたいて感情を爆発させた。

 1年ぶりの日の丸。胸に刻まれた悔しさもあった。昨年11月の強化試合・オランダ戦では2回4失点。「僕に力がなかった」と今年のWBCにも選出されなかった。1年前を「何とか払しょくする気持ちで」と臨んだ今大会で結果を示した。

 次世代を担う22歳は「これを糧に日々レベルアップして、稲葉監督の下で野球ができるようにしたい」と前を見据える。この日の108球は3年後の東京五輪へ向けても、明るい兆しとなった。

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