元プロ野球選手のセカンドキャリアを支援、国学院大が特別入試を実施

 一般社団法人・日本プロ野球選手会と国学院大学は21日、都内で会見を開き、「セカンドキャリア特別選考入学試験」実施を発表。協定書に調印した。

 同制度では大学進学を希望する元プロ野球選手を選手会が推薦。特別選考入試の合格後に、国学院大の人間開発学部で学生として受け入れる。選考方法は作文と面接、募集人数は3人以内。来年2月に初年度の試験が行われる。入学金および年間学費は奨学金として給付されるなど、元プロ選手のセカンドキャリアを支援していく。

 国学院大では13年からプロサッカーのJリーグと同様の協定を締結し、現在2人の元Jリーガーの学生が在学中だが、プロ野球界では史上初の試みだ。

 選手会の中日・大島洋平理事長(中日)は「選手にとっても選択肢は多い方が良い。教職を取れる授業もあり、幅は広がっていく」と歓迎。選手会の森忠仁事務局長も「一緒に取り組んでくれる大学があれば話を聞いて進めていきたい」と今後の広がりを期待した。

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