日本ハム・ドラ1清宮、開幕スタメンで本塁打狙う 札幌ドームに見参
日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=ら新人7選手が25日、札幌ドームの施設見学に訪れた。球場の広さに驚きの表情を浮かべた怪物は開幕スタメンを勝ち取り、積極スイングで札幌ドーム1号を放つイメージを脳裏に描いた。
初見参の札幌ドーム。天井の高さ、グラウンドの広さ、大きさに清宮は気持ちを高ぶらせ、全力プレーする思いをはせた。「フェンスまで遠いですねえ。センターが広いので余計に遠く見えました。(甲子園より)こっちの方が広いですね」。
広さには少し、驚きの表情を見せたが、通算111本塁打の怪物は札幌ドームで本塁打を打つイメージができている。「自然と考えました。ホームランは狙って打ってない、ヒットの延長ですけど、この地で皆さんの期待に沿えられるようにいいスタートを切りたい」と力を込めた。
狙うは開幕スタメンだ。来年3月30日・開幕戦は札幌ドームで行われる。「ここでできればいいですね。早くやれればいい」と清宮。栗山監督は「高校生だからとかは関係ない。俺の大学3年の時より体はできてるんだから」と言う。13年大谷以来、球団3人目の高卒開幕スタメンの可能性は十分ありそうだ。
選手ロッカーを眺めた清宮は「すごいリッチでしたね」とニンマリ。コーチ室に入ると、昨季本拠地最終戦のスタメンボードが残されていた。「4番・大谷」の文字を眺め「すごーい」と感動しきりだった。「1軍の場所は特別感がある。ここで活躍しない限りはプロとしてやっている意味がない」ときっぱり。やる気をみなぎらせる怪物が、札幌ドームでどさんこの度肝を抜く記念のアーチを放つ。