日本ハム清宮60発宣言!王先輩超え3万9606人道産子ファンに堂々誓った
日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が26日、札幌ドームでのファンフェスティバルで新入団あいさつを行った。来場者3万9606人の前で、日本プロ野球記録「シーズン60本塁打」を目指すことを宣言。球団のスポーツ・コミュニティー・オフィサーでもある侍ジャパン・稲葉篤紀監督も東京五輪での代表入りに向け、活躍を期待した。
ユニホーム姿を初お披露目した清宮が、ステージに上がるとスタンドから歓声が起こった。緊張とは無縁という怪物は、大観衆を前にしての登壇に「幸せです」と言い放ち、笑いを誘った。そして司会のOB森本稀哲氏から「広いドームで何本、打ちたいですか?」と聞かれると「60本です」と即答。これにはファンも大喜びだ。
ステージ上では高校時代から練習してきたサインと「北海道から世界へ」と記した色紙を披露。世界を目指すために当面の目標とするのはヤクルト・バレンティンの日本記録に追いつき、追い越すことだ。降壇後、60本について「そう振られたので大きく言っとこうと思って」。そして早実の先輩・王ソフトバンク会長の年間55本を超えたい思いを打ち明け、「王さんの記録をしっかり自分の中の目標としてやっていければ」と引き締めた。
発言を聞いていた侍ジャパンの稲葉監督は「言葉に出して言うことは大事。60本を目指してほしい」とエール。「活躍して(五輪代表に)選ばれるように頑張ってほしい」と話した。
イベント中には早実の先輩・斎藤佑にあいさつ。握手をしてもらい、丸い顔をほころばせた。「自分の持ち味は明るく楽しんでやるプレースタイルを見てもらえれば」。自分らしさを前面に出し、壮大な記録に挑む。