巨人・重信慎之介外野手が２７日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、１０００万増の２４００万円でサインした。

　２年目の今季は７４試合の出場で打率・１５７、出塁率・２２４。レギュラーには定着できなかったが、昨年引退した鈴木尚広氏の代役を務める形となり、主に代走として１０盗塁をマークした。ただ盗塁死は４つあり、８月６日の中日戦（東京ドーム）ではベースの踏み忘れでアウトになるなど、“走り屋”として物足りなさは否めない内容だった。

　シーズンを通じて１軍にいたことで大幅増となったが「レギュラーとして試合に出たい気持ちはあったが、達成できず、チームの力になれなかったので悔しい」と、厳しい表情。類いまれな走力を備え、球団の期待は大きいだけに「長野さんを脅かす存在になり、レギュラーを取りたい」と、誓った。（金額は推定）