ロッテ・井上は現状維持1350万円でサイン「もう一回、4番を打ちたい」
ロッテ・井上晴哉内野手(28)が28日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、現状維持の1350万円でサインした。
現状維持ながら、実質アップだろう。16年は35試合で2本塁打、16打点、打率・232、そして今季は35試合、0本塁打、11打点、打率・230だった。
打撃の数字は少しずつ下がったが、国産大砲への期待は下がらなかった。
「本塁打0は気になりましたが、4月の成績を評価していただいた。これを続けるのが今後の課題です」
3、4月は6、7番で起用され24試合で85打数20安打、打点9の成績を残した。
つなぐ意識を持っていたが、大砲候補のパラデス、ダフィーが全く機能せず、「なんとか大きいのを打たないと…」と責任を背負い込んでしまった。
5月以降はアッという間に調子を崩した。
「タイミングの取り方が悪くなると、フォームなど全部崩れてくる。当てにいってしまって」と振り返った。
この日、ロッテはそのパラデス、ダフィーと来季の契約を結ばないことを発表した。
金森新打撃コーチ指導の下、今季の反省を生かして手応えを感じ始めている。
今秋の台湾遠征では4番に座り、それなりの結果を出した。「もう一回、4番を打ちたい」。もちろん、公式戦でだ。
12月は浦和でフォーム固めに打ち込む。1月は中日・大島とともに自主トレを行い、石垣島キャンプに備える。「来季の目標とする数字はまだです。春のキャンプが終わってから」。アジャが再び国産大砲の座に挑む。