ロッテ佐々木が470万増の1970万円でサイン「期待に応えたい」
ロッテ・佐々木千隼投手(23)が30日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、470万円増の1970万円でサインをした。(金額は推定)
佐々木は神妙な表情だった。「上げていただきました。来年は期待をしていると言われたので、それに応えていきたい」。
外れ1位史上最多5球団の評価を得てのプロ入り。初勝利は早く、4月6日の日本ハム戦でマークした。
だが、以降は徐々に“プロの壁”にぶつかった。それは思った以上に高く厚かった。
「いろんな要素があったと思う。苦しいことが多かった。甘い球は簡単に打たれる。(今季は)相手と戦う前に自分と戦っていた」
理想の投球フォームを求めた。「自分で自分を苦しめた。悩みすぎてしまった」と素直に振り返る。
ファーム落ちも経験した。結果は15試合に登板して4勝7敗、防御率は4・22だった。
「納得のいくボールを投げていれば結果も違っていた」
今オフは「力のあるボールを投げる」を目標に鍛えてきた。12、1月を浦和球場と大学のグラウンドを使って2年目のキャンプに備える。
「来年は1軍でずっとプレーしたい」。2年目の飛躍を誓った。