巨人・長野、復活へ肉体改造 初ウエートトレで下半身鍛え抜く

 巨人・長野久義外野手(32)が3日、プロ9年目となる来季の変革へ、肉体改造を図る意向を示した。例年の坂本勇らとのグアム自主トレから今オフは単独へ転換。場所は「秘密」とするが、「今までウエートをしたことがなかったので、取り入れてみようかと思います。下半身を鍛え直さないと」と話した。

 今季は134試合で打率・261、16本塁打、46打点。序盤は極度の不振が続き、5月中旬まで打率・200を切る不本意なシーズンだった。14年オフに右膝の手術を行っていた長野。「やるしかないので」と来季への並々ならぬ覚悟をにじませた。

 この日は熊本市内で「ジャイアンツふれあいスポーツフェスタ」に参加。昨年の熊本地震から度々復興支援で訪れていた背番号7は、少年少女と交流を図り「すごくパワーをもらいました」と柔和な表情を浮かべた。元気を届けた熊本で、力を蓄えた生え抜き戦士。来季は好スタートを切るべく地道に、黙々と根を伸ばしていく。

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