ロッテ・井口監督、恩師・王会長から金言「とにかくやらせること」
今季限りで現役を引退したロッテ・井口資仁監督(42)の「引退記念パーティー」が3日、東京都内で行われた。プロ入り時の恩師・王貞治ソフトバンク球団会長(77)をはじめ約550人が出席した。
来賓あいさつに立った王会長は「いい監督でいることはない。厳しい、難しいと言われてもとにかく(練習を)やらせること」と監督業の極意を伝えた。
壇上で神妙に聞いていた井口監督だったが、内心ではしっかりとうなずいていた。
「もうやらせていますからね。やらせる環境作りをやって、今後は自分からやってほしい」と早くも手応えをつかんでいた。
秋季練習初日から約6時間半というハードなもので、鴨川キャンプでは4時間半、ぶっ通しだった。井口イズムの原点は『練習はウソをつかない』だ。
引退記念パーティーも無事に終わった。これで1つの大きな区切りが付いた。井口選手から井口監督へと完全に衣替えをして、「選手とコミュニケーションを取り、一丸となって戦う」と最下位チームの立て直しに突き進む。