オリックス・黒木“球団新人最高”208%増!3700万円でサイン
オリックスの黒木優太投手(23)が5日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉を行い、2500万増の3700万円でサインした。入団前にメジャー経験がある2003年のマック鈴木の233%アップを除き、純粋な球団の新人では史上最高の208%アップとなった。
「評価していただいたのが伝わった。球団に感謝したい。(昇給分は)貯金しようかな」と笑顔を見せた。
立正大からドラフト2位で入団した1年目。開幕1軍入りを果たすと、55試合で6勝3敗2セーブ、防御率4・22と活躍した。森川球団本部長補佐は「貢献度は明らか」とトップ級の評価を与えたが、黒木は成績の話になると表情を曇らせた。
夏以降に疲労で2度、出場選手登録抹消されたことを悔やんだ。「手応えをつかみきれなかった。来年は1年間、1軍で投げたい」。今季は筋力の数値などを記録し、不調を未然に防ぐデータを集めてきたという。FA移籍の増井と並んでリリーフ陣の柱として期待される右腕は、2年目も進化を目指す。