オリックス吉田正、打撃3部門タイトルへ “超人”糸井と合同自主トレで吸収
オリックスの吉田正尚外野手(24)が6日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉を行い、1000万増の3100万円でサインした。来年1月の阪神・糸井との合同自主トレでは超人の全てを吸収し、球団ではイチローしか成し遂げていない、3年目での打撃3部門のタイトルを狙う。
憧れの先輩とタッグを組む。夢のような時間が待ちきれない様子で声をはずませた。
「糸井さんはプロに入って一番びっくりした選手。感覚だったり、悪くなった時の引き出しがあると思う。もっと自分を上に行かせてくれる存在だと思う。有意義な時間にしたい」
新人だった16年にチームメートだったが、自身の負傷離脱で接する時間は少なかった。寝食をともにする今回は、目と耳で一流選手の技を吸収する。
来季の最低目標に規定打席到達を掲げた。今季は腰痛で出遅れて1軍昇格は7月だった。64試合で打率・311、12本塁打、38打点。打撃3部門は全て1年目を上回ったが、2年連続でケガに泣いた。11月に腰の手術を受けた理由には、悪循環を断ち切る意味もある。
「年間を通して活躍したい。タイトル争いができれば、勝利にも比例すると思うので」。腰のリハビリは順調。3年目は“超人”のような飛躍を目指す。