DeNA浜口「スラッター」習得へ カットボール+スライダー
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DeNA・浜口遥大投手(22)が7日、新球“スラッター”の習得に挑戦中だと明かした。横須賀市のベイスターズ球場で調整後、「手数が増え、打ち取る幅が広がる」と意図を説明した。
1年目の今季に10勝をマークした左腕だが、現状に満足することはない。これまでは速球と落差のあるチェンジアップを軸にした投球パターンだったが、「速い変化球がフォークしかない」ため、カットボールとスライダーを組み合わせたスラッターを選んだ。
高速で右打者の膝元を鋭くえぐる軌道が理想だ。「今永さんがCSで投げていた140キロぐらいのスライダー」をイメージ。スライダーの握りを変え、130キロ前後の新変化球のマスターに挑む。
キャッチボールで握りを試し、「春のキャンプで打者の反応を見たい」と浜口。今季は阪神戦5試合の登板で無傷の3勝。新たな武器となる球種を増やし、来季も“虎キラー”として躍動する。