DeNA山崎が夢先生に 小学生に「自分の信じた道を行け」
DeNAの山崎康晃投手(25)が8日、東京都台東区の忍岡小学校を訪問し、日本サッカー協会の「こころのプロジェクト」で夢先生を務めた。
体育館で子供たちと一緒にゲームで汗を流し、その後は5年生の教室で夢を持つことの大切さを熱い言葉で伝えた。社会の高校教員免許を持っている山崎康。自身のアマチュア時代の写真、タイトルを記したボードを手作りで用意し、コミュニケーションを図りなが丁寧な口調で語りかけた。
小学2年生で本格的に野球を始め、野球部のある中学校に自転車で30分かけて通学したエピソードも披露。プロ野球選手を目指した帝京高時代にドラフト指名から漏れ、人生初の挫折を経験し「野球をやめてしまおうかな」と悩んだという。だが母親の後押しもあって亜大に進み必死に練習を積み重ね、DeNAにドラフト1位指名で入団した成功体験も披露した。
子供たちに「自分の信じた道を行くのが近道」と力説した山崎康。「目標を持つこと。夢は大事。プロ野球選手になれるとは思ってなかった。(努力を)積み重ねてプロ野球選手になれた」と熱い口調で語った。夢を持ち続け、今ではDeNAの守護神に君臨する山崎康は、「夢に向けて頑張れるように応援してます」と締めくくり、子供たちから拍手を受けていた。