学生野球資格回復プロ側研修に元中日・山本昌氏、元巨人・西本聖氏ら81人
プロ野球経験者が高校、大学の指導者になるための学生野球資格回復制度のプロ側研修会が8日、都内で行われた。NPB史上最年長出場・勝利記録を持つ元中日の山本昌広氏、元巨人の西本聖氏、元ロッテの愛甲猛氏、今季まで日本ハムでプレーした武田久氏ら81人(NPB61人、独立リーグ20人)が受講した。
研修はプロ・アマ関係の歴史と経緯、指導者の役割など4項目の講義と小テストを含め、約5時間行われた。山本氏は「肩、肘を手術することなく32年間プロでお世話になって得た技術を、高校生にも大学生にも伝えることができれば」と理由を説明。母校の日大藤沢では、弟・秀明氏が監督を務めており「弟がやっている縁で、練習もよくさせてもらった。まずは母校を堂々と指導できるようにしたい」と抱負も語った。
今回の受講者は、学生野球側の研修を受けた後、適性審査を経て、資格回復が認められる。
研修の主な受講者は次の通り。
西本聖、西崎幸広、荘勝雄、北村照文、秦真司、岡島秀樹、芝草宇宙、石渡茂、岡本篤志、愛甲猛、今浪隆博、田口昌徳、袴田英利、山本昌広、林昌範、彦野利勝、河埜和正、武田久、門倉健、川相拓也(敬称略)