楽天・銀次「もっといったかと…」 球団生え抜き高卒野手初の1億円も笑顔なし
楽天・銀次内野手(29)が8日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2400万増の年俸1億円でサインした。球団生え抜きの高卒野手としては初の大台到達となったが、笑顔はなかった。(金額は推定)
「もっといったのかなと思ったんですが…」。その表情は複雑だった。今季は自身初の全143試合に出場し、打率はリーグ5位の・293。本職の一塁手部門でベストナインとゴールデングラブ賞も受賞した。「そこを評価していただいた」と一定の理解はしたが、「こちらも1年間、死ぬ気で戦っている。自分も含めて、若い選手が活躍したのに『あれ?』っていうのがあって、強くなるためには、そこも重要かなと思います」と査定法の改善を求めた。
安部井チーム統括本部長は「『活躍したらドンと上げて欲しい』と話していましたが、一人一人の契約ですので、しっかりした姿勢を持って話し合っていきたい」と説明。銀次は「これ以上の成績を残せるよう、頑張りたいです」と気持ちを切り替えた。