楽天・梨田昌孝監督（６４）が１３日、仙台市内で取材に応じ、オコエ瑠偉外野手（２０）に、来春キャンプまでのウエートコントロールを指令した。今年２月のキャンプでは１００キロ近くに巨大化したうえ、右手薬指の骨折も判明し第１クール２日目でリタイア。「体を絞らないとね。同じ失敗は二度しないと思うけど」と強く求めた。

　二の舞いは許さない。「（２月は）横っ腹がだいぶダブついていた。これは動いていないな、とすぐに分かった」。来年こそ１００％の万全ボディーでキャンプインしてほしい。

　そして、参加していたメキシコ・ウインターリーグから９日に無念の途中帰国となったオコエに、改めてカツを入れた。同リーグでは出場わずか１試合で、３打席連続三振を喫しただけに終わり「３三振したらアカン」

　期待が大きいからこそ「本当に能力が高い選手。レギュラーを獲るつもりでやってきてもらわないと」と梨田監督。来季３年目を迎える若武者にあえて厳しい姿勢を見せた。