DeNAラミ監督、高山サプライズ指名「素質、将来性も含めて」
DeNAのアレックス・ラミレス監督(43)が14日、阪神・金本監督らとの座談会で球界の原石を問われ、阪神・高山俊外野手(24)の名を挙げた。現役時代に大活躍したバットマンの目にも、高山のポテンシャルの高さは際立って映っていた。
「素質、将来性も含めてね。タカヤマのことはルーキーイヤーから素晴らしいプレーヤーだと思っていたから。今季も打率のトップファイブに入るんじゃないかと思っていたんだけどね」
予想外の指名となった。ラミレス監督は自軍の浜口、ドラフト1位の東、育成・笠井の3人に加えて唯一、他球団の高山の名を記した。昨年、高山のDeNA戦の対戦打率は・256、2本塁打、17打点。今季は打率・196、1本塁打、6打点だったが、それでも「こういう話をするときはいつも彼の名前を出している」と話した。
もちろん、金本監督も「バットコントロールはいいです。ただ(タイミングを取るのが)遅い。(修正できれば)3割2分、3分は打てると思います」と素質を高く評価。敵将からのサプライズ指名は警戒の表れでもあるが、それを上回る来季の巻き返しに期待を寄せた。