ロッテ内、1000万増 恩人・英二コーチへ「言葉を心にとどめておきたい」
ロッテ・内竜也投手(32)が15日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、1000万円増の4500万円でサインをした。(金額は推定)
プロ14年目となった今季は内にとって大きな転機となった。
「初めて一年間ケガなく1軍にいることができた。もう少しほしかったが、(球団と)話をして判を押した」と話し、さらにこう続けた。
「コーチに恵まれた。英二さんにうまく使ってもらった。マサさん(小林コーチ)にも感謝しています」
今季50試合に登板して5勝1敗、16HP、16セーブを挙げて防御率は2・94だった。
04年の入団以来、その素質を高く評価されながら、右肩や右ヒジ痛などの故障に付きまとわれた。11年から14年まで5年連続で手術を受けた。登板数は16年の34が最多だった。
昨年オフから新しいトレーニングや故障しやすい箇所の強化・予防に努めた。涌井から紹介された治療院の門もたたいた。
「ずっとやってきたことが徐々に形になってきた。いまは張りや痛みはない」
今季は途中から抑えを任された。「違うと言えば違う。同じと言えば同じ。やることは一緒です。来年も抑えをやりたい」
英二投手コーチが退団した。「ずっと気にかけてくれていた。6位で送って悔いが残る」と振り返り、「いろいろ言われましたが、その言葉は(心に)とどめておきたい」
メジャー移籍を目指す涌井には「残り何年やれるか分からない。頑張ってほしい。こっちもやろうと思う。うらやましい目で見ています」とエールを送った。