巨人外野陣が、前中日のアレックス・ゲレーロ内野手（３１）の加入で激戦区と化す。獲得発表から一夜明けた１６日、橋本到外野手（２７）と石川慎吾外野手（２４）がともにジャイアンツ球場で練習。橋本到が「ゲレーロにない部分でアピールできれば」と話せば、石川も「強力なライバル」と表情を引き締めた。

　今季は長野が右翼、夏場から陽岱鋼が中堅に固定。唯一固定されなかった左翼は、ゲレーロが守ることが確実で、定位置を狙う若手にとっては高い壁となる。石川は「右投げ右打ちでタイプ的にもかぶる。監督が使いたいと思える成績を残すしかない」と覚悟を示した。

　この日の練習で、橋本到は阪神・高山やロッテ・鈴木ら４人のモデルのバットを試用。「自分は空振りが多い」と打力アップへ、試行錯誤のオフを送る。「１、２番が打てるようにならないといけないので、率を高めていかないと」。強力なライバルの出現。早くも刺激となっている。