古田敦也氏、契約更改の交渉術明かす「後にやった方が得」新人王の年俸が低かった訳
野球評論家の古田敦也氏が17日、テレビ朝日系の情報番組「サンデーLIVE!!」に生出演し、契約更改にまつわるエピソードを披露した。
1990年から2007年まで現役を続け、自身も契約更改に臨んできた古田氏は、「なかなか、自分の給料を決めるのは難しいんですよ」と契約更改を終えた主な新人選手を紹介。
今季10勝を挙げて4750万円でサインしたDeNAの浜口から高い順に、オリックスの山岡(4300万円)、パ新人王の西武・源田(4100万円)、セ新人王の中日・京田(4000万円)の4人をピックアップ。(金額は推定)
「新人王が一番高くなるという理由はないが、実は相場感があるんですよ」と、セ・パ2人の新人王の年俸が低かった理由を明かした。「源田選手も京田選手もすごく活躍しましたが、実は契約更改の順なんです。最初に更改したのは中日。中日が京田選手にこれだけ出したのならと、次のライオンズが色を付けて100万乗せた」と話した。
古田氏は「ウラ取りしたから間違いない」と胸を張り、新人王2人の結果を見て、浜口との契約更改に臨んだDeNAがさらに上乗せしたと説明した。
「契約更改は後にやった方が得なんです」と古田氏。そうきっぱり言い切ると、ヤクルトでの現役時代には、先輩の広澤克実氏は「『古田がやるまでやらない』って言っていましたからね」と笑わせていた。