ロッテ・成田、3年目の来季へ子どもたちに「ボクの初勝利を見てほしい」
ロッテ・成田翔投手(19)が18日、「マリーンズ・ベースボールチャレンジ」の一環で、千葉県の松戸市立牧野原小学校を訪問した。ベースボール型授業や給食交流などで生徒たちと触れあった成田は「子どもたちに元気をもらいました」と来季の飛躍を誓った。
「なにか目標を持って(物事を)やることが大事です。いいことが起こります。目標を持ってください」
成田が4年生の子どもたちに語りかけた。同じ小4時、「プロ野球選手になりたい」という明確な目標を持って現実にした。
プロ2年目の今季。目標は「1軍で投げること」だった。
達成した。9月6日の西武戦。中継ぎで初登板して初ホールドをマーク。もう1試合中継ぎを経験して9月29日のオリックス戦でプロ初先発した。
結果は6回を4失点で初黒星。さらに10月10日の楽天戦にも先発したがやはり黒星。4試合で0勝2敗1Hの成績が残った。
イースタンの優秀選手賞を受賞したが、やはり悔しさも残った。「(来季の目標は)1軍で初勝利を挙げることです。子どもたちにはボクの初勝利を見てほしい」。プロ3年目の来季の目標を明確に掲げた。
21日、故郷の秋田に帰省。年末から年始にかけて体幹を鍛える。1月には巨人・田口と2週間の予定で自主トレを行う。
「けん制など細かいことやボールを低めに集める制球力…いろいろ勉強したい」
プロ入り時の体重は70キロだったが、現在は76キロ。「成長していますよ」と笑ったが、体が一回りも二回りも大きくなった。
ロッテの左腕先発候補の成田。明確な目標とともに18年のシーズンに臨む。