巨人・陽岱鋼 走攻守で巻き返しへ 来季はチーム最多盗塁&全試合出場
巨人・陽岱鋼外野手(30)が18日、来季の目標としてチームトップの盗塁数と自身5年ぶりとなる全試合出場に照準を定めた。都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の3億円でサイン。巻き返しの1年へ向け「(盗塁の)チーム1位と、全試合に出られるようにやっていきたい」と力を込めた。(金額は推定)
FA移籍初年度の今季は下半身のコンディション不良で大きく出遅れた。夏場から戦列に復帰して以降は「1番・中堅」に固定されたが、89試合出場にとどまった。「苦しいシーズンでしたが、これを忘れずに来年、いい野球ができるように」。チームも4位に終わり、責任を痛感した。
自慢の足も使えず、今季の盗塁数は「4」。レギュラーをつかんだ4年目の2010年以降では最低の数字となった。「さみしいですよね」と苦笑いを浮かべ「(今季チーム1位の坂本)勇人に、逆に差をつけたいと思っています」ときっぱり。期待を裏切った巨人1年目。来季こそ走攻守で、その真価を見せる。