ＤｅＮＡで今季、不動のリードオフマンを務めた桑原将志外野手（２４）が１９日、阪神からＦＡ移籍した大和内野手（３０）の加入を歓迎した。横須賀市のベイスターズ球場で調整後、「チームとして力になる。相乗効果もある」と語った。

　縦じまのユニホームを着た大和には、何度も痛い目に遭わされた。「守っていても嫌だなと思っていた。守備もうまい。僕だけじゃないけど、ヒット性を何度、捕られたか分からない」。内外野で堅い守備力を誇る好打の敵が、来季からは同僚になる。

　頼もしい守備の名手から、しっかり学ぶつもりだ。自身は今年、初めてゴールデングラブ賞に輝いたが、大和も１４年に外野手部門で獲得している。「気づいたことがあれば、聞くと思います」と貪欲に吸収する考えだ。

　来季は１番・桑原、２番・大和でコンビを組む可能性もある。「僕自身もしっかりやらないといけない」と桑原。ＦＡ戦士と共闘し、２０年ぶりリーグＶに向けて突っ走る。