巨人・長野久義外野手（３３）が秘密主義を貫き、来春キャンプに臨む。２１日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、３５００万減の１億９０００万円でサイン。会見では自主トレについての質問が飛んだが「秘密です」「教えません」「言えません」を計１０回。テーマを「戦い」とだけ明かした。

　場所も帯同者の存否も最後まで明かさず、キャンプ、そしてシーズンへの準備を進める。すでに「ウエートはしたことがなかったので、取り入れてみようかと思います」と話していたが、それ以上の情報は発せず「１月（下旬）になれば分かるでしょう」と万全な仕上げへの自信を示した。

　今季は不本意な結果に終わった。来季はゲレーロが加わり、外野の競争は激しさを増す。球団が重信らに「長野を脅かす存在になってほしい」と期待を寄せたことについて問われると「シゲ（重信）にはまだ負けない」とし「来年は春先から打てるように頑張ります」と力を込めた。巻き返しへ、黙って答えを出す。