ロッテ 清田は700万減の5000万円でサイン「来年はキャリアハイの成績を」
ロッテ・清田育宏外野手(31)が23日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、700万円減の5000万円でサインをした。
「結構下がりました。自分が成績を出せなかった。(球団からは)特に何も」
清田は潔かった。
今季、79試合に出場して3本塁打、打点21、打率・203の成績だった。
キャリアハイとなった15年は130試合に出場して15本塁打、67打点、打率・317。昨年は106試合で6本塁打、38打点、打率・225だった。
ここはダウンを黙って受け入れるしかなかった。
春先の左肩の負傷が最後まで響いた。2月26日の守備練習中に痛めた。診断結果は脱臼だった。
昨年の低迷を振り払おうとしていた矢先の出来事だったが、「焦って開幕に合わせてしまった」と振り返るように無理を重ねた。
結果、左肩をかばうあまり右肩や腰、そして他のカ所にも影響が出た。
打撃不振から6月19日に出場選手登録を抹消され、登録は8月21日だった。
「常に痛みが出て、治ることはなかった。今年に限って言えば苦しい1年だった。自分の体が思うように動かなかった。(プロ8年で)初めて味わった」
不安を抱えての球場入り。強いストレスを感じた。「夜に寝られなかったこともあった」という。
それでも苦しい顔を見せずにプレーし、シーズン終盤には「来季につながる1本が欲しい」とバットを振り続けた。現在はトレーニングにストレッチを取り入れるなど工夫をしている。
「来年はキャリアハイの成績を目指したい」。清田、この1年を18年の糧にする。