巨人・由伸監督、沢村起用法は「白紙」 右肩痛で今季1軍登板なし
巨人・高橋由伸監督(42)が25日、復活を目指す沢村拓一投手(29)の来季の起用法を「白紙」とした。今季1軍登板のなかった右腕。右肩痛からの順調な回復途上にあるものの、指揮官は「もともと力はあるが、どこで使うかは白紙。良ければ使うし、悪ければ使わない」と明言した。
昨季はセーブ王のタイトルを獲得。経験と実績は申し分ないが、まずは競争下に置かれる。沢村自身も契約更改後の会見で「一からではなくゼロからのスタート。マシソン、カミネロの前で結果を残し、監督が大丈夫だと思わせる成績を残すこと大事」と話しており、言葉通りゼロからのスタートとなる。
今季の逆転負けはリーグで2番目に少ない22回。西村ら複数人が務めた「七回の男」が固まれば、戦いは安定感が増す。指揮官は「セットアッパーありきでやってもらわれたら困る」と先発陣の奮起を求めつつ「1年間戦う上で、後ろに力のあるピッチャーが1人でも多くいてくれたら戦いやすい」と台頭を求めた。