根尾、柿木らドラフト候補多数の大阪桐蔭が始動 藤原「今年は勝負の年。上のレベルへ」
今春センバツ出場が決定的な大阪桐蔭が5日、大東市内の学校グラウンドで始動した。現在のチームは柿木蓮投手(2年)、根尾昂内野手(2年)、藤原恭大外野手(2年)ら今秋ドラフト候補がそろう。今年はまず、史上3校目のセンバツ連覇を狙う。
午前中は恒例の「のざき観音慈眼寺」での必勝祈願。主将の中川卓也内野手(2年)がミーティングで「今年は大切な年になる。春を連覇するために3カ月しかないけど、しっかりやっていこう」とあいさつして、練習がスタート。雪が舞う悪天候の中で約5時間、汗を流した。
ドラフト1位候補の根尾は「センバツは優勝旗を返すので、もう一度取り返すつもりで集中してやっていきたい」。投手としては最速148キロを記録し、打者としては4番を打つスター候補生は、投打で快挙達成に導くことを誓った。
同じくドラフト1位候補の藤原は、昨秋に右膝を痛めた影響で一部、別メニュー調整だった。1カ月以内に通常メニューに復帰する予定で「今年は勝負の年になる。悔いがないようにやっていきたい。西谷監督からは『まだ持っているレベルの2割しか出せていない』と言われている。今年はバッティングを強化して1つ2つ、上のレベルに行けるようにしたい」とさらなる進化を誓った。