“燃える男”星野仙一氏死去、70歳
中日、阪神、楽天で監督を務めた楽天の星野仙一球団副会長が6日、4日に亡くなっていたことが明らかになった。70歳。岡山県出身。選手としては中日のエースとして通算146勝を挙げ、監督としては3球団で通算4度のリーグ優勝に導き、楽天時代の2013年には日本一に輝いた。08年北京五輪では日本代表の監督も務めた。
「燃える男」がこの世を去った。現役時代は闘志あふれる投球で中日のエースに君臨。ドラフト指名されなかった巨人に対抗心を燃やし、通算35勝を挙げ巨人キラーとしても活躍した。現役を引退後は中日の監督として2度のリーグ優勝に導いた。
01年オフに中日監督を退任すると、ライバル球団でもある阪神の監督に就任。「勝ちたいんや!!」をキャッチフレーズにチームを改革し、就任2年目の03年に18年ぶりのリーグ優勝に導いた。体調面がすぐれず、この年限りで監督を辞すもオーナー付シニアディレクターとしてチームを支えた。
08年北京五輪で日本代表監督を務め、11年から楽天の監督に就任。13年に球団創設初優勝、日本一に導いた。翌年限りでユニホームを脱ぎ、球団副会長としてチーム編成に携わっていた。
昨年1月には野球殿堂入りし、同11月28日に東京、12月1日に大阪で祝う会が行われ、多くの人が祝福にかけつけ、笑顔を見せていた。
◆星野 仙一(ほしの・せんいち)1947年1月22日、岡山県生まれ。倉敷商から明大を経て1968年度ドラフト1位で中日入り。右投げ右打ち。通算146勝121敗34セーブ。引退後は中日、阪神、楽天で監督を務め、リーグ優勝4度(日本シリーズ優勝1度)。監督通算成績は1181勝1043敗53分け。