星野仙一氏 膵臓癌で死去 息を引き取る直前まで意欲「コーチ会議に出られるかな」

 パ・リーグ優勝を決め、胴上げされる楽天・星野仙一監督=西武ドーム(2013年9月26日
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 楽天は6日、中日、阪神、楽天で監督を務めた星野仙一球団副会長が4日午前5時25分に膵臓(すいぞう)癌のため亡くなったことを発表した。70歳。故人の強い意思により、葬儀は密葬で行われ、後日お別れ会を行う。

 球団によると、2016年7月に急性膵炎を発症したことをきっかけに、膵臓癌であることが判明。その後、体調に波はあったものの仕事に支障をきたすことなく過ごしていたが、昨年12月末より病状が悪化し、最期は昼寝でもしているような安らかな表情で家族にみとられて旅立ったという。また、息を引き取る直前まで「コーチ会議に出られるかな」と言っていたという。

 故人の意思により公表がこの日となり、球団は「人前では常に強気を貫いた『星野仙一』のスタイルを最後まで全うしようとしたこと、最後の最後まで野球に情熱を燃やし、野球に一生をささげた星野副会長でした」と記した。

 星野球団副会長は岡山県出身。選手として中日のエースに君臨し、通算146勝を挙げ、監督としては3球団で通算4度のリーグ優勝に導き、楽天時代の2013年には日本一に輝いた。08年北京五輪では日本代表の監督も務めた。

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