星野仙一氏を倉敷商時代の恩師が悼む「お母さんの横に行って、ゆっくり休んで」

 殿堂入りを祝う会であいさつする星野仙一氏(2017年11月28日)
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 プロ野球・楽天の星野仙一球団副会長が今月4日、すい臓がんのため70歳で死去したことが6日、明らかになり、倉敷商監督時代に星野氏を指導した矢吹恬一氏(79)も言葉を失った。

 矢吹氏は「まだ70歳でしょう。早すぎるよ。残念でならない」と肩を落とした。

 矢吹氏が明大出身ということもあり、星野氏に同校への進学を勧めた。それが後にプロ野球での大活躍につながった。以来、家族ぐるみでの付き合いが続き、昨年10月には「今から寄るから」と電話があり、岡山県総社市にある矢吹氏の自宅を星野氏が訪れたという。 矢吹氏によれば、「高校時代からの話を3時間ぐらいしました。珍しいなあ、あんなにじっくり話したのは。昔からいろんな薬を飲んでいたけれど、(すい臓がんのことは)一切言わなかった」と、体調のことは明かさず昔話に興じたという。

 星野氏は帰り際、門のところで振り返って「いい庭じゃなあ」と褒めたといい、矢吹氏は「そんなこと初めてでびっくりした」と振り返った。

 矢吹氏は「これまでいろいろ苦労してきたから、お母さん(敏子さん)の横に行って、ゆっくり休んでほしいね」と、早すぎる死を迎えたまな弟子をねぎらっていた。

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