ロッテ・佐々木千隼、2年目の目標は「進」
ロッテ・佐々木千隼投手(23)が6日、東京・町田市の桜美林大学野球場での自主トレを公開した。プロ2年目を迎えて、佐々木は今年の目標を表す1文字に『進』を挙げた。「プロで成長できますように」との熱い願いを込めた。
1年目の17年は15試合に登板して4勝(1完投)7敗、防御率4・22。決して満足できる成績ではなかった。
「(今年は)規定(投球回数)を投げたいし、2ケタ勝ちたいとの思いもあります」
この日、大学時代から指導を受けている野村弘樹氏(野球評論家)がグラウンドに駆けつけた。
ランニング、ダッシュで汗をかき、そして野村氏を相手に約50球、立ち投げを行った。「ずっと続けています。傾斜を使ってキャッチボールの延長です。来週には捕手に座ってもらおうと思っています」
野村氏からの「体を使って投げる感じを忘れないように」の言葉に大きく頷いた。
昨季はヒジの角度、指先の使い方など細かい部分に気を取られていた。
だが、オフに入って野村氏からのアドバイスで、「ボクが思っていたところとは違うところがダメだった」と気づいたという。佐々木は「体の使い方ですね」と話す。
昨年のこの日、佐々木はプロ1年目の目標に「飛」を挙げた。そして、今年は「進」。
井口新体制に向けて、「胴上げをできるように。少しでも戦力になりたい」。18年。佐々木は真っすぐ進む。