GG佐藤氏「自分が悔しい」 北京五輪あの落球と星野監督の思い…

 西武、ロッテなどでプレーし、2008年北京五輪に日本代表として出場したG・G・佐藤氏(39)が6日、TBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(後10・00)のインタビューに応じ、4日にすい臓がんのため70歳で死去した楽天・星野仙一球団副会長について「すごく心の大きな方だった」と、その死を悼んだ。

 佐藤氏は、星野監督率いる北京五輪日本代表では左翼で起用され、準決勝・韓国戦で2度の落球。これが痛恨の適時失策となり、星野ジャパンは金メダルの可能性が消えた。

 しかし銅メダルをかけた米国との3位決定戦で、星野監督は再び佐藤氏をスタメン起用する。「このまま彼を使わないと、彼の野球人生はダメになる。その思いから3位決定戦で使ってくれた。私ひとりの人生のことを気にかけてくれた」と思い返す。

 しかし名誉挽回を期待された米国戦でも佐藤氏は再び落球してしまう。結果、星野ジャパンはメダルを獲得できなかった。当時を振り返り、佐藤氏は「今思うとすごく心の大きな方だったなと思います。その思いに応えられなかった自分が悔しい」と言葉をつないだ。

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