星野氏の母校・明大で黙とう 善波監督「言葉一つで支えてもらった」
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楽天・星野仙一球団副会長が、4日午前5時25分に膵臓(すいぞう)がんで死去していたことが6日、球団から発表された。70歳だった。
星野氏の母校・明大は6日、今年の初練習を行った。チームは練習前に黙とう。未明に関係者からの電話で訃報を知った善波達也監督(55)は「明治にとっても野球界にとっても残念なニュース」と肩を落とした。
08年に就任した際「お前の思うようにチーム作りをしろ。(OBらに)何か言われたら『星野さんに好きにやれと言われた』と言えばいい」と励まされたという善波監督。「心強かった。言葉一つで支えてもらった」と故人をしのんだ。
昨年は春秋ともにV逸。巻き返しを図る今春に向け、指揮官は「落ち込んでいると、上から『元気なくしてどうするんや』と怒鳴り声がね…。三十何年(81年以来)、全日本大学選手権を勝っていない。そのぐらいの報告はぜひしたい」と弔いの日本一を誓った。