ミスターアマ野球・杉浦正則氏、白紙小切手でプロ入りオファー受けていた
「ミスターアマ野球」を呼ばれた日本生命の元投手、杉浦正則氏が7日、テレビ朝日系「ビートたけしのスポーツ大将特別編 私はコレでメダルを獲りました」に出演し、ある人気球団から白紙の小切手でプロ入りを打診された経験を明かした。
バルセロナで銅、アトランタで銀メダルを獲得するなど五輪3大会にエースとして出場した杉浦氏は、複数のプロ球団から誘いを受けていた。しかし、「最初はプロを目指していたが、金メダルを獲りたいという思いもあって…やっぱり4年に1度のオリンピックに出てしまうと、また出たくなる場所なんですよね」と当時はアマチュア選手しか参加資格がなかった五輪出場にこだわった。
それでも1996年のアトランタでの銀メダル獲得に大きく貢献した右のエースには、驚くオファーが密かに舞い込んでいたという。杉浦氏は「白紙の小切手を渡されました」と仰天告白。その際、「社会人として6年間、会社に勤めているんだからお金の価値は分かるよね」とも言われたという。
2000年で現役を終えた杉浦氏は、「お金が欲しくなかった訳ではないが、プロ野球選手になるか、五輪で金メダルかというところで、五輪で金メダルという気持ちが強かった」と振り返っていた。