松坂大輔 中日テスト受験も…再び故障発生した場合は引退覚悟
前ソフトバンク・松坂大輔投手が10日、テレビ東京系「アスリート運命の一日」に出演。中日のテスト生としてスタートするシーズンを前に、引退覚悟で臨む心境を口にした。
日米通算164勝。だが、大型契約を結んだソフトバンクでは右肩の故障に苦しみ、3年間でわずか1試合の登板。昨季終了後、現役続行にこだわり「とにかく投げたい。気持ち良く腕を振りたい」という思いでソフトバンクを退団した。
松坂に、朗報が届いたのは退団から1カ月。中日が入団テストを行うことを発表した。米国・ロスで順調に自主トレを行っているものの、繰り返す故障への恐怖心は隠せない。「不安はあります。もしその状態になったらもうそこで終わりだと思う」。再びけがを発症した時点で、引退する可能性を示唆した。
中日のテストは1月下旬。村田、杉内ら“松坂世代”の存在が励みになっており、「みんな『まだまだやれる』『あきらめない』という気持ちだと思う。お互いその思いは共有している。僕もしっかりテストで取って貰えるようプレーしたい」と誓った。