巨人・杉内「松坂と投げ合いたい」 自身の復活誓い…同級生にもエール
巨人・杉内俊哉投手(37)が11日、鹿児島・薩摩川内市内での自主トレを公開し、今月下旬に中日の入団テストを受ける前ソフトバンク・松坂との投げ合いに意欲をみせた。
復権の励みになる存在は、右肩痛からの復活を目指し、現役続行へ闘志を燃やす同級生。「自分が言える立場じゃないですけど、同級生の星ですから、なんとか頑張ってほしい」とエールを送った。
高3年夏の甲子園で対戦し、プロ入り後も好勝負を演じてきた間柄。プロ入り後3度の対決では松坂が3戦全勝。「投げ合って、勝てるピッチングをしたい」と意気込む。
自身も復活の階段を歩んでいる。15年に手術した右股関節、昨年4月に痛めた左肩は着実に良くなっている。5日から始めた当地での自主トレでは、昨年にはなかった40メートルのキャッチボールを敢行。「徐々に距離は伸びてきて感じは悪くない」と手応えを感じている。
12年目となる薩摩川内での自主トレ。鹿児島実業出身の左腕は、地元の人たちからも復活した姿が見たいと声をかけられるという。「2年半、待ってくれてますから、なんとかもう一度戦ってる姿を見せたい」。5月15、16日には鹿児島でヤクルト戦が開催される。「投げたいですね。そのためには2軍で抑えないと」。5月中の1軍昇格を視野に入れ、3年ぶりの1軍マウンドを目指す。