侍・稲葉監督、清宮成長に期待 「ここという時に打てる選手に」
野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(45)が11日、都内で行われた「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に出席。同イベントで共演した日本ハム・清宮から20年の東京五輪への熱い思いを伝えられ、代表入りへの期待を膨らませた。
指揮官が求める代表選手像。自らも出場した08年北京五輪で代表を率いた故星野仙一氏の代名詞を引き合いに「熱い気持ちを持って戦いたい。絶対に金メダルを取るという熱い気持ちを(選手に)持たせたい」と話した。
その思いに清宮が呼応する。「そういう気持ちは負けないぐらい持っている」。そして「可能性がないわけではない。代表選手になれるように精進したい」と五輪への思いを指揮官に直接ぶつけた。
これには稲葉監督も「うれしいですね。常に目標の中に東京五輪に出たいという言葉がある。熱い気持ちを持った選手が私は好きなのでね」と笑顔だ。
清宮を「オーラがある。目標が世界に向けられているところも共感が持てる」と評した稲葉監督。本人には「焦るなよ」と優しい言葉も掛けた。そして具体的な目標も。「ここという時に打てる選手になっていくと選択肢に入ってくる」。じっくり、大きく-。2年半後の夢舞台へ、指揮官の期待がにじんだ。