ロッテ・三木、ケガからの復活期す 遊撃レギュラー獲得へ「しっかりアピールしたい」
ロッテ・三木亮内野手(26)がケガからの復活を期して黙々と自主トレに励んでいる。
ロッテ浦和球場の室内練習場。小気味のいい打球音が響く。響かせているのは三木だ。
「年末からバンバン打っていた。順調に治って投げる方も問題ありません。打つ方は100パーセントです」
表情は明るい。昨年8月24日の楽天戦で安楽から右手に死球を受けた。診断結果は「右手母指末節骨折」、「右手第二指中手指節関節剥離骨折」で全治4週間だった。
それまでは遊撃をメインに、プロ4年目で最多となる85試合に出場。打率・242、2本塁打、19打点の成績を残し、正遊撃手の座をほぼ手中にしかけていた。
だが、いま、その視線は2月1日のキャンプ・インにある。
昨秋の鴨川秋季キャンプには別メニューでも参加だった。それだけに「(ここまで戻るのに)長かった。実戦に入ってどうなるかですね。あとは感覚の問題だと思います」
キャンプ前に医師から最終診断を仰ぐが、年末の検査では「問題なし」だった。
遊撃を巡る争いはプロ3年目を迎えた平沢大河内野手、さらに大型新人・藤岡裕大内野手の加入で、今年もまた激しくなる。
現在、1日に400~500球を打ち込んでいる。「焦る必要はないが、強めのトレーニングで(キャンプに)臨む。レギュラーではない。しっかりとアピールしたい」
内野守備ならどこでもOKの三木。今季は外野守備にも挑戦するつもりだ。復活からの飛躍を誓う姿に注目だ。
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