ロッテのドラ1安田、豪打を披露「(将来は)30本を打ちたい」
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社=が新人合同自主トレ3日目の14日、初めて屋外でロングティー打撃を行った。通常のバッターボックスから7、8メートル程度後方からスイングしたため、サク越えこそなかったが、『松井秀喜2世』を目指す18歳は「(将来は)30本を打ちたい」と力を込めた。
井口監督がジッと見守る中、安田の鋭いライナー性の打球が外野に飛んで行く。約15分間だったが、「スイングは考えたより悪くなかった。量もこれからどんどん増やしていきたい」と気持ち良さそうに汗をぬぐった。
高校通算65本塁打。将来の本塁打王を目指すが、「ライナー性の打球が外野の頭を越えてそのまま入るのが理想です」と話す。「清宮はフライですが、自分は逆にライナーですから」とも。
ロッテは92年に本拠地を川崎球場から千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリンスタジアム)に移転した。以来、「30本塁打」を放った日本人打者は出ていない。
安田はこの事実を知っており、「30本塁打を打つ。将来はそういう打者になりたいですね」と語った。ZOZOマリンは風の影響も受けるが、「球場に合わせた打ち方をしたい」と先を見据える。
井口監督は、「社会人(出身に)に負けないくらいの打球を打っていた。持っているものが違うな」と評価した。もちろん、今後には「焦らずにじっくりとね」と付け加えるのを忘れなかった。
井口監督の視察に安田は「これからもアピールしたい。実戦に入ってくるので仕上げていきます」とバットを握りしめていた。