日本ハム・ドラ1清宮、三冠王宣言!ファン2800人に「夢は大きく持ちたい」
日本ハムは14日、千葉県鎌ケ谷市のファイターズタウンの室内練習場で「2018年 新入団選手歓迎式典・交流会」を開催した。ドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=は将来的な目標を「三冠王」とブチ上げ、集まったファン約2800人を喜ばせた。
フィーバーに沸くファイターズタウンで、清宮は胸に秘めたる壮大な夢を語った。「三冠王です」。ファンから将来的に取りたいタイトルを問われると、数秒の沈黙の後に宣言。会場を一段と盛り上げた。
「まだそんなことが言える立場ではないんですけど、夢は大きく持ちたい。取れたらいいものだと思います」
室内練習場に約2000人、場外にも約800人が集結。式典開始5時間前の午前9時には駐車場が満車となり、臨時で準備した中学校のスペースなどもいっぱいになった。東武・鎌ケ谷駅から臨時バスが運行され、50人にも及ぶ警備員を配備。清宮は同席した清水聖士市長(57)に転入届を提出し、「今日から鎌ケ谷市民になりました」と屈託のない笑顔を見せた。
目指すは04年の松中信彦(ダイエー)以来となる三冠王だ。まだ見ぬ夢へと向かう18歳は、今シーズンの抱負を「道」という一字にしたためた。パナソニックの創業者・松下幸之助の言葉で、大阪市内にある親戚宅近隣の公園の石碑に刻まれているという。
「自分に与えられた道が必ずある。上りがあったり、下りがあったり、狭かったり広かったり。希望を捨てないで、どんな時があっても自分の信念を貫いて歩んでいこうと思います」
この日も朝から新人合同自主トレで汗を流し、キャンプインへの準備を進めた。現在使用するローリングス社製の内野手用グラブは、元ヤンキースのジーターモデル。清宮の歩む道は三冠王、そして憧れのメジャーリーグへとつながっている。