中京商の故瀧正男氏、野球殿堂特別表彰 長男が涙で感謝
今年の野球殿堂入りが15日、東京都内の野球殿堂博物館で発表され、特別表彰では愛知・中京商(現中京大中京高)で選手や監督として甲子園大会優勝を果たした故瀧正男氏が選ばれた。
アマ球界などが対象の特別表彰では中京商(現中京大中京高)で選手や監督として春夏の甲子園大会制した故瀧正男氏が選ばれた。中京大も率い、多くの指導者を育てた実績が評価された。長男の克己氏(68)は涙をこらえきれず「瀧正男は本当に幸せな人生を送ることができました」と感謝。2012年4月2日、センバツ準決勝をテレビで観戦した2時間後に90歳で死去。人生の最後まで野球を愛し続けた。克己氏は「野球が本当に好きで他に趣味もなかった。殿堂入りは家族の喜びでもある」としみじみと話した。