巨人・陽岱鋼、今年は走る「持ち味の一つ。意識して」13年パ盗塁王も昨季4盗塁
巨人・陽岱鋼外野手(30)が16日、今年初めて川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行い、足での貢献を誓った。前夜に台湾から来日。キャッチボールからランニング、マシン打撃と精力的に体を動かした移籍2年目の陽岱鋼は「足は自分の持ち味の一つ。意識してやっていきたい」と力を込めた。
年末年始も休まず、母国での連日の走り込みで鍛えてきた。FA移籍1年目の昨季は故障で大きく出遅れ、自慢の足も振るわず、わずか4盗塁。「悔しさしかない」という昨季からの巻き返しへ「日本ハムで3番を打っていた時、西川(の走塁)で楽になれた。そういう感じでやっていきたい」と中軸を助けるべく、走りまくる。
前日のスタッフ会議後、高橋監督は「足をどう生かすかは課題。機動力を使えるチームにはしたい」と足攻の重要性を口にした。1番を打つ可能性が最も高い背番号2が、“走るG”実現への大きな鍵を握る。目標の盗塁数を問われ「言う必要ないでしょ」とプライドをにじませた陽岱鋼。口調の強さに、決意の強さが垣間見えた。