横浜高校元監督の渡辺元智氏が特別講演 熱く指導論を披露
全日本大学野球連盟の監督会議最終日が17日、横浜市内で開かれ、神奈川・横浜元監督の渡辺元智氏(73)が特別講演で登壇した。
「栄光より挫折 成功より失敗 勝利より敗北から学んだ五十年」と題し、自身の監督生活を振り返った。大学指導者の前で語るのは「初めて」と渡辺氏。「高校野球の監督として全うしていくんだ」。並々ならぬ決意で球児たちと向き合ってきた日々を明かした。「できないことをできるまでやるのが練習だ」と、熱く指導論も披露した。
昨夏、甲子園1大会個人の最多本塁打記録を更新した広陵・中村奨成(広島ドラフト1位)を例に挙げ、「チームが勝つから記録が生まれる」と見解。名将らしさあふれる講演に、全国から集まった大学球界の監督たちも聞き入っていた。