楽天・三木谷オーナーが厳命  星野副会長の遺志を継げ

 楽天は18日、仙台市の球団事務所でスタッフ会議を開き、冒頭で立花陽三球団社長(47)が、三木谷浩史オーナー(52)から4日に急逝した星野仙一球団副会長(享年70)の遺志を継ぐよう厳命されたことを伝えた。梨田昌孝監督(64)も「勝ちたい気持ちを前面に押し出してやっていきたい」と闘将の魂を受け継ぐ方針を示した。

 「チームが目指すのは星野副会長の遺志を継いで、厳しい野球、激しい野球、勝つ野球をやってほしい」。立花社長から総帥のメッセージが伝えられると、ピンと空気が引き締まった。梨田監督も「勝つためには厳しさも必要」と続け、チームを強くするために「部署が違っても助言してもらって結構。みんなで助け合っていこう」と担当コーチの管轄に関係なく、進言する環境作りを呼びかけた。

 「去年が去年だけにね。途中から失速したということで、厳しさは必要。常に後ろに星野さんがいるというような気持ちでやっていきたい」と梨田監督。闘将の志を一丸となって体現していく。

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