松坂、不安ない ロスから帰国、23日中日入団テストへ意気込み
昨季限りでソフトバンクを退団した松坂大輔投手(37)が20日、中日の入団テストを受けるため、成田空港着の航空機で自主トレ先の米ロサンゼルスから帰国した。
平成の怪物の表情が締まって見える。順調にトレーニングを消化してきた証拠だ。「不安はない?今のところはそうですね。しっかり投げられるところを見せることができるようにやりたい」。23日にナゴヤ球場の屋内練習場で非公開で行うテストへ意気込んだ。
日米通算164勝と実績、知名度は申し分ない。しかし、日本球界復帰後の過去3年間は1軍登板わずか1試合。15年8月に右肩の手術を受け、7回無安打無失点と好投した昨年3月25日の広島とのオープン戦を最後に実戦から遠ざかる。
完調に近い状態へ仕上げるには早い1月。テストを受ける時期として難しいのは間違いないが「僕は言われたところでやるしかない」と松坂。「ドラゴンズから、こういうお話をいただいた。それ(テスト)に向けてトレーニングをすることしかないので」。その右腕で20年目の扉をこじ開ける。