ロッテ佐々木がマラソンに参加 シドニー金の高橋尚子さんとのスターターに感激
ロッテ・佐々木千隼投手(23)が21日、千葉マリンマラソンで、シドニー五輪の女子マラソン金メダリスト・高橋尚子さん(45)とスターターを務めた。
佐々木は「2キロファミリー低学年の部」、高橋さんは「高学年の部」を担当した。
高橋さんから「盛り上げましょうね」と声を掛けられた佐々木は初の経験となる号砲を青空に放った。
「意外と音が大きくてビックリした」そうで、それよりも感激したのがQちゃんこと、国民栄誉賞受賞者でもある高橋さんだった。
シドニー五輪の時、佐々木は6歳だったが、「知っていましたよ。目の前にいて感動しました。お話がうまいなと思って聞いていました」という。
佐々木はスターターを務めた後、2キロ走に加わった。「走るのは好きですが、2キロで十分です。10キロはきつい」と苦笑いを浮かべた。
昨年は15試合で4勝7敗、防御率4・22。ファーム落ちも経験した。
20日にはロッテ浦和球場のブルペンで変化球を交えて33球の投球練習。フォークも3球ほど投げた。
「いい真っすぐを投げたい。ずっと思い続けていた。二木を見ていると分かる」と話し、こう続けた。
「いい真っすぐがあると変化球も生きる」
石垣島キャンプにはストレッチの器具なども持ち込む。プロ2年目の今季、佐々木が飛躍を誓う。