野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督（４５）が２３日、都内で会見を開き、３月に行われるオーストラリア代表との強化試合「ＥＮＥＯＳ　侍ジャパンシリーズ２０１８」の一部メンバーを発表し、筒香嘉智外野手（ＤｅＮＡ）ら６選手を選出した。

　３月３日にナゴヤドーム、４日に京セラドーム大阪で対戦。２０年東京五輪に向け、初めてフルメンバーで臨む試金石となる。「４番を打つ可能性が高い」と筒香を主砲に指名した指揮官が明確なチーム方針も打ち出した。

　「スピードだけでもパワーだけでもダメ。スモールベースボールという印象は付けたくない」。目指すのはダイナミックな野球。小技だけを駆使することはない。トリプルスリー達成経験がある柳田悠岐外野手（ソフトバンク）を選んだことでも分かる通り、機動力と破壊力の両方をチームに求める。

　後日発表する残りのメンバーは２月中旬をメドに決める予定。バランスを考慮したチーム編成で３月の２連戦に挑む。