夏の甲子園 安全上の理由で外野席の有料化が決定

 日本高野連は24日、第100回全国高等学校野球選手権記念大会の第1回運営委員会を大阪市内で開催。夏の甲子園に限り、これまで入場無料だった外野席の有料化を決めた。

 満員になりやすい外野席での安全対策としての措置が取られたもの。夏の甲子園では15年大会以降、早期に来場する観客が激増しており「混雑によってトラブルが起きたり、転倒事故が起きたりする危険性が高まっている」と理由を説明した。金額は未定だが、500円ほどと見られる。

 昨年、第99回大会の第4日では広陵-中京大中京、横浜-秀岳館、興南-智弁和歌山、大阪桐蔭-米子松蔭と好カードがそろい、外野席の外周に長蛇の列ができた。危険回避のため、史上初めて内野席より15分早い午前6時15分に開門する措置が取られた。

 また、バックネット裏の中央特別席の入場券については全席前売り、指定とすることも決まった。

 新たな収益は「高校野球200年構想」の事業費用に充てられる。

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